2020年9月15日にiPad Air 4が発表されました(発売は10月予定)。噂通り見た目はiPad ProそのものですがProにもない電源ボタンのTouch IDを搭載するなどかなりの大型アップデートになっています。
ここでは2019年3月に発表された一世代前のiPad Air 3との違いに触れながらiPad Air 4の魅力についてまとめていきたいと思います。
Contents
iPad Air 4になって変わった点
まずiPad Air 4になって変更された主な点をあげたいと思います。
- 電源ボタン内蔵のTouch ID
- 10.9インチのフルディスプレイ
- Apple Pencil第2世代対応
- A14 Bionicチップを搭載
- ステレオスピーカー
- Wi-Fi6に対応
- USB-C端子
- 5色のカラーバリエーション
他にも細かい変更点はあるのですが特に気になる変更点を詳しくみていきたいと思います。
電源ボタンに内蔵されたTouch ID

おそらくこれが一番驚いた機能だったのではないでしょうか。
旧iPad Air 3ではホームボタンに内蔵されていたtouch id がiPad Air 4では電源ボタンに内蔵されました。
他のどのApple製品にもついていない機能がまさかiPad Airに搭載されるとは思いませんでしたが、既に他のデバイスに搭載しているFace IDではなくTouch IDにこだわったのはコロナウイルスによってマスクをつけることが日常になった現状を考慮した結果なのかもしれませんね。
どう考えても既にあるFace IDを搭載する方が簡単だったはずですからね。
あとディスプレイにタッチするタイプのTouch IDも噂にありましたがやはりそれは難しかったのか…。
もしかしたら時期iPhoneにも電源ボタンのTouch IDが搭載されるのでは?だから発表が遅れているでは?なんて思ったりもしていますが私はどっちかというとTouch ID派なのでこれは嬉しい機能ですね。
ただAndroid端末などにはあったりしますが電源ボタンの指紋認証を使ったことがないのでこれがホームボタンの指紋認証より便利なのかどうかは使ってみないとわからない感じですね。
10.9インチのLiquid Retinaディスプレイ

ホームボタンを取り払うことによってようやくAirもフルディスプレイになりました。10.5インチから10.9インチになり広色域ディスプレイ(P3)とTrue Toneにも対応しています。
ただiPad Pro は11インチなのに対してなぜ10.9インチなのかわからないですがこの0.1インチは何が違うんでしょうかね。
Apple Pencil第2世代に対応、Magic Keyboardにも対応

そして当然フルディスプレイになりましたのでApple Pencilも第2世代に対応、そしてMagic Keyboardにも対応しています。
Apple Pencilに関しては第1世代には非対応になるようでこれはちょっと残念なポイントですね。
私は特に第1世代のペンシルにそこまで不満を抱いているわけでないのでそのまま使えればわざわざ第2世代に買い換える必要もなかったので。
それとMagic Keyboardですがやはりちょっと高すぎですよね。自分はiPadにキーボードは必要ない派なのでこれはそこまで重要ではないですかね。ちなみにSmart Keyboard Folioにも対応しています。
チップはA14 Bionicを搭載

見た目だけでなく中身もかなりパワーアップしています。iPad Air 4に内蔵されているのはA14 Bionic。
これも他のどのデバイスにもまだ搭載されていない現時点で最も高速なCPUになります。おそらく次のiPhoneにも搭載されるでしょうが、これによって間違いなくiPad Proよりも処理能力が高いデバイスになっており正直言ってこれでiPad Proを選択する人はかなり減るのではないでしょうか。
CPUパフォーマンスは40%早く、グラフィックは30%アップし4Kの動画編集も可能ということなので普通の人はiPad Airでもかなりのオーバースペックになると思います。
時期iPad Proが相当パワーアップ、または特別な機能でも搭載しない限りはほとんどの人にとってiPad Air 4は十分すぎるスペックになっていますね。
端子はUSB-C端子に、スピーカーもステレオにパワーアップ
端子はLightningからUSB-Cに変更されました。これも地味に嬉しい変更でMacBookで使っているUSB-Cハブを繋ぐことで多くの周辺機器に繋ぐことができ使い方の幅もかなり広がりそうです。
そして付属の電源アダプタも10Wから20Wのものになっています。
そして個人的にiPad Air 3で残念ポイントだったスピーカー。iPad Air 3では片側しかスピーカーがなく、その前に使っていたタブレットがステレオスピーカーだったので最初の内は音の聞こえ方に違和感を感じていました。
しっかりサウンド面も強化し、死角なしですね。
カラーバリエーションは5色に

今年のiPhone はブルーが来ると言われていますが(イベントロゴもブルーだった)一足お先にiPadに新色が追加されています。
「シルバー」「スペースグレイ」「ローズゴールド」「グリーン」「スカイブルーの」5色展開になり色選びでも悩まされそうですね。
私は基本的にケースなしで使うことが多いのでこれも地味に嬉しいです。
唯一残念なのは価格
数々のアップデートで最強のタブレットに進化したiPad Air 4ですが唯一残念な点といえばその価格です。
iPad Air 3ではWi-Fiモデルの64GBで54,800円、256GBで71,800円だったのが、iPad Air 4ではWi-Fiモデルの64GBで62,800円、256GBで71,800円と8000円の値上げになっています。
過去のiPad Airシリーズで最安値が60,000円以上するのはこれが初めてで、消費税込みだと69,080円とほぼ7万円です。ここにApple Pencil第2世代を追加すると約85,000円になります。
まぁProに迫る仕様ですからこれは仕方ないのかもしれませんがこうなってくると次に出るiPad Proはもっと高額になるかもしれませんね。
iPad Air 4のまとめ
正直言って噂で想像していたよりも良い出来に仕上がっていたのでびっくりしましたがこれならiPad Air 3を持っている人にも胸を張って買い替えてもいいとおすすめできるタブレットになっていると思います。
Proのスペックを本当に必要としている人ってほとんどいないでしょうし、そう考えるとこのiPad Air 4はすべてのタブレット使いを満足させることのできる端末に仕上がっているのではないでしょうか。