今回レビューするのはLogicoolのG203 LIGHTSYNCというゲーミングマウスです。
私の現在のメインマシンはMacBook Pro 13インチでこれまではSatechiのM1ワイヤレスマウスを使っていたのですが他のマウスも使いたいということでゲーミングマウスを買ってみました。
ゲーミングマウスというとWindowsで使うのが一般的だとは思いますがMacでも問題なく快適に使うことができるのか今回レビューしていきたいと思います。
Contents
基本スペック、外観など
まずは基本スペックから。
高さ | 116.6mm |
幅 | 62.15mm |
奥行き | 38.2mm |
重量 | 85g |
接続方法 | 有線 |
ケーブル | 2.1m |
解像度 | 200~8,000DPI |
価格はLogicoolの公式サイトでは4,400(税込み)ですがAmazonでは3000円台で購入することができるエントリーモデルになっています。
今回の使用用途はMacでゲームがやりたいわけではなかったので高機能のものが必要だったわけではありません。
ゲーミングマウスがどういったものなのか、Macでもちゃんと使うことができるのかを試してみたかったでのエントリーモデルを購入しました。
箱はLogicoolのいつもの感じで非常にコンパクトです。

内容物は「マウス本体」「保証書」「ステッカー」などなど。

本体はこちら。今回色は黒を選択しました。カラーは公式サイトでは4種類ありますがAmazonでは黒と白の2種類でした。

左サイドにボタンが二つあります。

右側にはボタンはなしです。

後から。あとで画像を載せますがちゃんと光ってくれます。

前から。スクロールホイールの手前にもボタンがあり好きなコマンドなどを割り当てられます。

重量は約85gなのでLogicoolのゲーミングマウスとしてはどちらかといえば軽いほうになりますかね。形状は誰が使っても使いやすく、非常に手にフィットする形です。
私は手が小さいほうなんですがこのマウスは非常に掴みやすくサイズ感は非常に気に入りました。女性が使っても問題ないサイズ感だと思います。
決して見た目に高級感などはないですが光らせればそれなりにカッコよく見えてくれます。
LogicoolのG203の使用感

私は普段PCでゲームをしないのでその辺りの使用感については触れませんが日常使いのマウスとしてもとても使いやすいという印象です。
私の場合はMacで使っているので(Windowsでも少し使ってみたがゲームはしていない)同じようにMacでもゲーミングマウスを使ってみようと思っている人の参考になればいいと思うのですが、Macはやはり周辺機器の選択私が非常に少ないので自分にぴったりのマウスを見つけるのも難しいと思うんですよね。
そんな中でこのゲーミングマウスに手を出してみたのですが日常的な使用用途での使い勝手は悪くありませんので純正のMagic Mouseなどが使いにくいと感じている人は一度試してみる価値はあると思います。
Logicoolのソフトを使えばマウスの加速度をオフにもできる
WindowsからMacに移行してきた人が感じるマウスの使いにくさ。
私も久しぶりにMacに帰ってきたらなんだかマウスが使いにくいと感じていたのですがその原因はマウスの加速度でした。
Macはマウスを早く動かした時はカーソルが早く動き、遅く動かした時はカーソルが遅くなります。
要するにマウスを動かす速度によってカーソルの移動距離が違うのです。
これはWindowsでは設定でオン/オフにできるのですがMacにはその設定項目がありません。
昔Macを使っていた時は特に使いにくいと思ったことはなかったのですが数年Windowsばかりを使っていた期間があったのでそれに慣れすぎていたようです。
このマウスの加速度はターミナルからコマンドを打てば無効にすることができるのですが、それをすると同時にカーソルの速度が非常に遅くなってしまいます。
しかもその状態からカーソルの速度を変更すると先ほどの加速度を無効にした設定がリセットされてしまう仕様になっています(笑)
こういうところは流石のmacOSといったところでしょうか(笑)
ですのでMacのマウスの加速度を無効にしつつ、お好みのカーソル速度にしようと思ったら有料のソフトなどを使う必要があります。
しかしLogicoolにも速度などを自由に変更できるG HUBという純正のソフトがありますのでMac側で加速度をオフにし、G HUBでカーソルの速度を自由に変更することも可能になります。
では次はそのLogicoolのソフト「G HUB」について触れたいと思います。
G HUBの使い勝手は?
「G HUB」はゲーミングデバイスのロジクールGシリーズの製品を自由にカスタマイズすることができるLogicoolの純正ソフトです。
PCゲーマーには馴染みのあるソフトだと思いますが、Macでちゃんと使うことができるのでしょうか?
知っている人もいるかもですがこの「G HUB」は結構不具合が多いと有名なソフトで、マウスやキーボードは良いのにこのソフトが使えなくて…という声をよく聞きます。
Windows版では普通にインストールしようとしてもできない不具合もあるのでMac版はまともに使えるのか?と若干不安ではありました。(試しにWindowsにインストールしようと思ったらできなくて、ググった解決策を試してなんとかインストールできました(笑))
実際Mac版はどれくらい使い物になるのかインストールしてみました。
ちなみに今回試したmacOSのバージョンはCatalinaで10.15.7です。
G HUBのダウンロードはこちらからできます。
公式サイトに行くと「MAC用」がありますのでこちらをダウンロードしました。

どんな不具合が起こるかと思いきやインストールはすんなり成功しました。
ソフトを起動するとすんなりマウスも認識され大きな問題もなくカスタマイズ画面を開くことができました。

カスタマイズ画面では3つの項目があります。
LIGHTSYNC
「LIGHTSYNC」はマウスの光り方をカスタマイズすることができます。
プリセットから選択することもできますし自分の好きな色を選択して光らすこともできるようになっています。この機能はMac版でも問題なく使うことができました。


割り当て
「割り当て」はその名の通りボタンに好きなコマンドやアクションを割り当てることができる項目になります。

ただこの項目に関してはサイドボタンに設定したコマンドが正常に機能しないなどの不具合がありました。
仕方なくデフォルトの設定で使おうとしたのですがサイドボタンの「進む」「戻る」がChromeでしか使うことができず、FirefoxやSafariでは正常に使うことができませんでした。
ただこれに関してはMacあるあるのようで多機能マウスのサイドボタンなどが使えないことがあるようなので、この問題は「Karabiner-Elements」というフリーソフトを入れて解決しました。
やはりmacOSはかなりの曲者ですね(笑)
ちなみにWindows版では問題なくサイドボタンも設定できたのでこれはMac版で起こっている不具合のようです。
感度(DPI)
「感度(DPI)」もその名の通りカーソルの速度を変更することができます。

DPIは4段階で設定することができ、デフォルト設定ではスクロールホイールの手前のボタンを押すことで速度を切り替えることができます。
この機能に関しては特に問題なく使用することができました。
G HUBの不具合はあるものと思っておいたほうがいい
かなり評判が悪かったので覚悟はしていましたがやはりかなり不安定なソフトだという印象ですね。
私の場合はなんとかフリーソフトなどを入れて使える状態には持っていったので、現在は割り切っていますが純正のソフトがこういう状態なのは非常に残念というしかないですね。
せっかくデバイス自体は良い製品なんですからソフトに関してももっと力を入れて欲しいですね。
LogicoolのG203のレビューまとめ:Macでも使えるコスパ抜群のゲーミングマウスだがソフトには要注意
そもそもMacでゲーミングマウスを使っている人がそこまで多いわけではないでしょうが、デバイスはちゃんとmacOSにも対応していますし、純正ソフトであるG HUBもしっかりMac版がありますので不具合なく使えるのが普通だとは思うのですがなかなかそうもいかない製品でしたね。
マウス自体は使いやすく、価格も安いのでゲーミングマウスをとりあえず試してみたいという人には良い製品だとは思いますがMacで使おうと思っている人はソフトがちゃんと使えない可能性があるのを覚悟しておいたほうがいいと思います。
やはりMacでLogicoolのマウスを使うならゲーミングマウスではないですがMX Master 3(Mac用)などが最適な選択なのかもしれませんね。
MacでLogicoolのゲーミングマウスを使ってみようかなと思っている方の参考になれば!
●LIGHTSYNC
●割り当て
●感度(DPI)