私はこれまでmineo(マイネオ)の格安simを使っていたのですがiPhone12を購入したこともあり楽天モバイルに乗り換えてみました。
楽天モバイルに関しては結構ネガティブなレビューなどを耳にすることもあるのですが全く問題ないという人もいますし実際のところはどうなのか自分で確かめてみたいと思ったんですよね。
今回はマイネオからMNP転入で電話番号の引継ぎを行いましたのでその手順をまとめたいと思います。
Contents
楽天モバイルを選んだ理由
1年間無料で使えるしキャンペーンがヤバすぎる
まず一番の理由はずばり価格でした。
楽天モバイルは「Rakuten UN-LIMIT V」という月額2,980円(税込み3,278円)のプランのみなのですがこの月額が1年間無料になるキャンペーンを行なっています。(先着300万名が対象で増減の可能性あり)
つまり3,278円×12ヶ月=39,336円分の通信量が無料になるというわけです。
しかも以下の期間であれば簡単な条件つき(Rakuten Linkというアプリを使うだけ)で楽天ポイントが8,000ポイント分もらえ、さらに端末を購入すれば20,000ポイント還元というキャンペーンをやっています。

さらにZERO宣言と銘打ってあらゆる手数料も無料になっています。

サービスに満足いかなかった場合に解約手数料などもかかりませんので気軽に契約することができます。
楽天エリアならデータも使いたい放題
また楽天モバイルは楽天エリアであればデータ通信が使いたい放題になっています。
楽天エリアというのは下記のサイトで確認できるのですが現在楽天の電波が飛んでいるエリアで大都市が中心になっています。
確認してみると濃いピンクになっている箇所が楽天回線エリアで薄いピンクの箇所はパートナー回線エリアになっています。

パートナー回線エリアとはまだ楽天がカバーできていない地域をauにサポートしてもらっているエリアでここではauの回線に繋がります。
ちなみにauの回線に繋がっている場合は月に5GBで通信制限がかかってしまいます。(通信制限がかかると最大1Mbpsの速度になる)
なので都市部に住んでいる人でなければ使いたい放題の恩恵を受ける事は難しいサービスにはなっていますが2021年の夏までには人口カバー率96%を予定しているとのことです。
ただこの使いたい放題も完全に無制限というわけではなく1日に10GBくらい使うと制限がかかってしまうようですね。ですが1日10GBも使うことはないですし、それだけ使えてこの価格なら十分ですね。
楽天モバイルに対応しているiPhoneは?
契約をする前にまずは自分の使っているiPhoneが楽天モバイルに対応しているのかを確認しておきましょう。
調べたところ下記のiPhoneなら楽天モバイルで動作確認がとれています。
・iPhone XR
・iPhone XS Max
・iPhone XS
・iPhone 11 Pro Max
・iPhone 11 Pro
・iPhone 11
・iPhone SE (第2世代)
・iPhone 12 Pro
・iPhone 12
ただこれらの機種でも一部使うことができない機能がありますので注意してください。

自分の機種が使うことができるかは以下のリンクで確認してみてください。
楽天モバイルでeSIMを契約する手順
ではマイネオから楽天モバイルにMNP転入で番号を引き継いで乗り換える手順について解説していきたいと思います。
この記事では契約まではPCの画面で解説していますがスマホからでも契約手順は同じです。
準備するもの
まず契約をする前に事前に準備しておくものが下記のものになります。
・MNP予約番号
・楽天のログイン情報
・本人確認書類
・クレジットカード情報
MNP予約番号とは現在契約しているキャリアや格安simで使っている電話番号を楽天モバイルに引き継ぐために必要な番号になりますので契約の前に必ず取得しておいてください。
取得方法は現在契約しているキャリアなどのページで確認して発行するようにしてください。
ちなみにマイネオではマイページにログインして簡単に発行することができ、時間内であれば当日にでも予約番号がメールに届きます。
注意しなければいけないのがMNP予約番号には約2週間くらいの有効期限があります。楽天モバイルでは7日以上の有効期限がある予約番号でなければ使うことができないので早めに発行しすぎて有効期限が残っていないということにならないようにしましょう。
まずは楽天モバイルのサイトにアクセスします。
「新規/乗り換え(MNP)お申し込み」を選択します。

「楽天モバイルのみ申し込む」を選択します。

プランの選択画面になります。楽天モバイルは「Rakuten UN-LIMIT V」のみのプランになりますので選択。

プランに色々と追加できますので必要な機能があれば追加してください。
そしてその下にSIMタイプを選択する箇所がありますのでここで間違えないように「eSIM」を選択してください。

「製品選択へ進む」とありますが今回は端末は購入せずにSIMフリーのiPhone12を使いますので右側の「この内容で申し込む」を選択します。

ここ楽天会員でログイン画面になりますので楽天市場などで使っている楽天アカウントでログインしましょう。
ログインすると契約者情報などが表示されます。
1年間無料のキャンペーンが適応されていれば右側に記載されていますので確認しておきましょう。

次にこの画面で本人確認書類の提出を行います。
「本人確認書類をアップロード」と「受け取り時に自宅で確認」を選択できますので都合の良い方を選択してください。
今回は私は免許証をアップロードしました。表面と裏面を撮影しアップロードができたら次へ進みます。

次は電話番号の選択です。
今回は番号を引き継ぐのでMNP番号を事前に取得しておきました。
MNP番号については乗り換える前のキャリアや格安SIMのサイトなどで手続きして事前に取得しておきましょう。
乗り換えを選択し、「電話番号」「MNP予約番号」「有効期限」を入力します。

MNP予約番号は発行したら有効期限があります。ここでは7日以上期限が残っている予約番号が必要です。
私の場合はMNP予約番号を発行した時点で有効期限が15日あったので余裕でしたが早く発行しすぎたりしないように注意しましょう。
次がお届け先情報と支払い方法になります。

eSIMで契約する場合は物理SIMではないので届いたsimをiPhoneに差し込むという作業をしなくてもいいのですが、郵送では本人確認用QRコードが記載されたスタートガイドが送られてきます。
「eSIMなんだから郵送を待たずにすぐに回線を切り替えられないの?」
と思ってしまうかもしれませんが新規で楽天モバイルと契約する場合はスタートガイドに記載されているQRコードを読み取らなければ楽天回線の開通手続きができません。(nano simからeSIMへの変更なら郵送を待たずにできる?)
ですので確実に早めに受け取れる日程を指定しておきましょう。
確認して問題なければ「申し込む」に進みます。
ポップアップで「プランのみが選択されています」と出ますので「この内容で申し込む」を選択します。

重要事項説明・利用規約が表示されますので「上記の内容を確認し、同意しました」にチェックを入れます。
「my 楽天モバイルで契約内容を確認する(契約書の郵送をご希望の場合はチェックを外してください)」は契約書が紙でいる人はチェックを外しましょう。

何度か重要事項の説明が続きますのでチェックを入れ進んでいきます。
これで一旦申し込みは完了です。
このような申し込み完了メールが届いていれば無事に申し込みは完了です。

お申し込み完了後の流れ
申し込みが完了して申し込み履歴の画面にいくと下記のような画面になっているかと思います。

この画面で「「開通手続きをする」ボタンが表示されます」と書かれていますがまだこの段階ではこのボタンは表示されません。
暫くしたら下の画像のように「転入手続き中」と表示されるようになります。

この転入手続き中とはMNP切り替えの前段階でこの手続きが終わると「転入を開始する」というボタンが表示されそこからMNP切り替えを開始するのですがこのボタンが表示されるまでに私の場合は約1日くらいかかりましたので気長に待ちましょう。
「転入を開始する」ボタンを押してしまうと以前使っていた回線から楽天に切り替わってしまうので現在使っているスマホの通信は圏外になってしまいます。もちろん電話も使えなくなってしまいます。
前述したようにeSIMを新規で契約する場合は郵送で送られてきたスタートアップガイドの本人確認用QRコードを読み取らなければ楽天回線の開通手続きを行うことができませんので、まだスタートアップガイドが届いていない状態でMNP切り替えをしまうとその間スマホが使えない状況になってしまいます。
私の場合このMNP切り替えに要した時間は前日の夜中に開始して次の日の10時過ぎには完了していたのでそこまで時間はかからないと思いますので郵便物が届いてから「転入を開始する」を押したほうがスマホが使えなくなってしまう時間をなくすことができます。
スタートガイドが届いた後の手順
通常であれば2~3日すれば楽天から荷物が届きます。
中身はスタートガイドとキャンペーンの冊子が入っていました。

中身ですがPDFで公開されているものと同じ内容になっています。
まずはスタートガイド裏にあるQRコード読み取って本人確認を済ませます。

ログイン画面が開きますのでログインすると「本人確認が完了しました」と表示されればOKです。

無事本人確認が完了したら「申し込み履歴」を開きます。

MNP転入を開始する
荷物が届く頃にはMNP切り替えを行う「転入を開始する」をいうボタンが表示されているはずです。

切り替えができる時間帯は9時から~21時までになっているので問題なければ転入を開始します。
私の場合は前の日の夜中に転入を開始したら次の日の朝10時過ぎには完了していました。

転入が完了すると完了メールが届きますので確認しましょう。

前に契約していた回線が圏外になっていればMNP切り替えが完了しているので準備は完了です。
私の場合は荷物が届く前にMNP切り替えを済ませてしまっていたのでステータスがずっと有効化進行中になっていました。

しかし本人確認を済ませると瞬時に「開通手続きをする」のボタンが表示されていました。
「有効化進行中」が終わらない場合
先ほども触れましたがステータス画面で「有効化進行中」がずっと終わらないという人が結構いるようです。
Twitterでもちらほら見かけました。
この「有効化進行中」というはMNP切り替えは終わっているがまだ本人確認ができておらず開通手続きを待っている状態ということなので楽天から郵送物が届くのを待つしかありません。
私もeSIMで頼んだら郵送物など待たずに開通できると思っていたのですが同じ風に思っている人も結構多いみたいですね。
確かにこれなら物理SIMとフロー的には変わらないですからこれは改善してもらえると嬉しいですね。
APN構成ファイルを削除する
無事にMNP切り替えが終わったら楽天回線を開通するのですがその前にANP構成ファイルを削除します。
前に格安simを使ってた場合はAPN構成ファイルというものをiPhoneにインストールしていると思うのですが先にそれを削除しなくてはいけません。
「設定」→「一般」→「プロファイル」からインストールされてるプロファイルを削除します。



マイネオを使っている人このようなANP構成ファイルがインストールされていると思いますのでこれを削除します。
楽天回線の開通手続きを行う
プロファイルが削除できたら初期設定用のQRコードを表示させます。
このQRコードをiPhone12で読み取らないといけませんのでこれから使うiPhoneとは違うデバイス(PCや以前使っていたスマホなど)で表示させてください。
まずこれから使う新しいiPhone以外の端末などで楽天モバイルにログインします。
お申し込み回線の箇所に「開通手続きをする」というボタンが表示されていると思いますのでありますのでタップします。

すると「SIMの初期設定」というQRコードが表示されますのでこれを新しいiPhoneで読み取ります。

QRコードを読み取ると「モバイル通信プランが検出されました」と通知が来ますのでタップします。

モバイル通信プランのインストール画面が出るので「続ける」をタップします。

モバイル通信プランを追加と表示されますので「モバイル通信プランを追加」をタップ

すると主回線、副回線と表示され名称を変えることができます。
デュアルsimで使うならわかりやすい名称をつけたほうがいいですが今回はこのまま行きます。

私の場合はこの段階でマイネオのsimカードが端末に入ったままになっていたから?なのかわかりませんが前の情報が主回線として残っていました。
ここでは前の回線を主回線として選択して進めてしまっていますがこの設定が終わった後にちゃんと楽天の回線を主回線にすることができますのでデフォルトの選択肢のまま進めてしまっても大丈夫です。
次にデフォルト回線の選択です。ここは主回線にしました。

iMessageとFaceTime、こちらも主回線にしました。

モバイルデータ通信、ここは副回線にしました。

「続ける」でこの設定は終わりますので次は設定アプリから設定をしていきます。
「設定」→「モバイル通信」にいくとモバイル通信プランが追加されているのですが主回線と副回線の二つが存在していました。

主回線をタップすると上部に「ドコモ」と表示されており以前使っていた回線がドコモなのですがまだ前のsimが入っている状態だったからか情報が残ってしまっていたようです。
なのでここでマイネオの物理SIMを取り出してもう一度設定を開くと「モバイル通信プランが削除されました」と表示されました。

とりあえずここでは「あとで決める」を選択しました。
その後続けて「”副回線”は通話とメッセージで使用されます」とアラートが出てきたのでOKを選択しました。

するとモバイル通信プランの画面に「以前”主回線”として使用」と表示されていた箇所をタップすると「モバイル通信プランは使用できなくなりました」と表示されたのでここで「連絡先をアップデート」を選択しました。

すると主回線、副回線というのがなくなりこれで前に使っていたSIMの情報が無事削除され、楽天モバイルの通信プランのみになりました。
ただこのままではまだスマホは圏外の状態ですのでさらに設定をしていきます。
まずは「通信オプション」→「音声通話とデータ」の画面で「VoLTE」をオンにします。
画像のようなメッセージが出ますがそのまま「OK」をタップします。

そしてモバイル通信画面に戻ると「ネットワーク選択」の箇所が「Rakuten」になっているのが確認できます。

この段階でようやく電波が立ったのですがさらに「モバイルデータ通信ネットワーク」をタップしAPNの箇所に「rakuten.jp」と入力しましょう。
スタートガイドには2箇所(モバイルデータ通信とLTE設定)にrakuten.jpを入力すると記載されていますが4箇所全てに入力しても大丈夫ですMMSとインターネット共有にも)。
テザリングを使う場合は「インターネット共有」にもrakuten.jpと入力しなければいけませんので全部に入れておきましょう。


これでモバイルデータ通信の設定は完了なので実際にネットに繋がるか、そして電話もちゃんとかけることができるか確認しておきましょう。
楽天モバイルのeSIMをiPhone12で使う方法まとめ
この記事ではiPhone12で楽天モバイルのeSIMをマイネオからのMNP転入で使う方法を解説してきました。
iPhone12は一部の機能が制限されているとはいえ楽天エリアならデータ無制限で電話もアプリを使えばかけ放題で普通に使う上では現在特に不便などは感じていないのでこれで1年間無料だというのはかなりお得だと思います。
気に入らなかった場合はいつでも0円で解約も可能なのでとりあえずお試しで使ってみるのも良いと思いますのこの記事が少しでも参考になれば幸いです。
【申し込み期間】Web:2020年11月4日(水) 9:00~12月1日(火) 8:59 / ショップ:2020年11月4日(水) 開店~11月30日(月)閉店まで