今回はAnkerの完全ワイヤレスイヤホンSoundcore Life P2をレビューします。
Soundcore Life P2はAnkerのオーディオブランドであるSoundcoreのワイヤレスイヤホンの中で最も安価な部類のエントリーモデルになっています。
5000円以下で購入することができてかなりコスパに優れているという評判を良く聞くのですが実際に使ってみてレビューしたいと思います。
Contents
Anker Soundcore Life P2のスペック
まずはスペック表から。
再生可能時間 | 最⼤7時間(イヤホン本体のみ) / 最⼤40時間(充電ケース使⽤時) |
重さ | 約62g(充電ケース含む) |
充電端子 | USB Type-C |
防水規格 | IPX7 |
対応コーデック | AAC / SBC / aptX |
このワイヤレスイヤホンにはマイクが搭載されているので通話のノイズを除去するcVc8.0ノイズキャンセリングという機能はついているのですが外部のノイズを遮断するノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能はついていないモデルになっています。
充電端子はUSB Type-C、防水規格もIPX7になっており高い防水性能になっています。
また対応オーテックはaptXに対応しています。
対応コーデックとはBluetoothの音声圧縮の方式のことで以下のような違いになっています。
・SBC…標準的なBluetoothオーディオのコーデック
・AAC…iPhoneに採用されているSBCよりも高音質・低遅延なコーデック
・aptX…Android機種などに採用されているAACよりも高音質・低遅延なコーデック
残念ながら現在のiPhoneはaptXに対応していないのでその恩恵を受けることができませんがAndroidには対応している機種もあるので安価なエントリーモデルでaptXに対応しているのは嬉しいですね。
Anker Soundcore Life P2の外観など
箱はいつものAnkerの感じ。

内容物は「本体」「イヤーチップ」「USB-C & USB-A ケーブル」「マニュアル・スターガイド」になっています。


充電ケースのサイズが横幅80mm×奥行き46mm×高さ32mmになっています。

蓋が結構ペラペラで安っぽさは若干ありますが5000円以下では十分なクオリティでデザイン的にはシンプルでかっこいいと思います。

所謂うどんタイプ型と言われる形でカナル型のワイヤレスイヤホンになっています。
これまで使っていたカナル型のイヤホンよりも密閉感が強い感じがしたのでなんでだろ?と思ったのですが耳に入る部分が以前使っていたイヤホンよりも長いのでより耳の奥まで入り密閉感が増しているのだと思います。
ですのでカナル型の中でもフィット感、密閉感は強いほうだと思います。
あとサイドはタッチセンサーではなく物理ボタンになっています。
イヤホン自体のデザインも非常にシンプルで質感も悪くないと思います。

充電ケースの後ろ側にはUSB Type-Cの充電端子がついています。

ペアリング方法・操作方法
ペアリングは至って簡単でケースからイヤホンを取り出すと自動的に電源がONになりますのでスマホなどの端末側のBluetooth設定で選択するだけです。

片耳で使いたい場合は一つだけケースから取り出すか、ボタンを3秒間長押しすると片方ずつ電源のOn/Offができます。
イヤホン側でできる操作方法は少なく以下の通りです。
右側を2回押す | 次の曲へ |
左側を2回押す | 前の曲へ |
右or左側を一回押す | 一時停止/再生 |
私的にはイヤホン側で早送りや音量調整もしたいタイプなので操作が少ないのはちょっと残念ですね。
音質について

一番気になるのは音質のほうですがタイプ的にはドンシャリ系かなと思います。
AnkerのイヤホンやヘッドホンにはにはBassUpテクノロジーという低音を増幅させる技術が使われているのですがこのLife P2にも搭載されているのでやはり低音が多少強いかなという印象です。
同じAnkerのsoundcoreQ10というヘッドホンにはBassUpボタンがついておりオンにすると低音がさらに強くなる機能があるのですがそれと比較したらやはり迫力にかける印象ではあります。
音楽ジャンルでいうとやはりロック系の音楽に合う感じですかね。
比較として私が以前使っていた中華製のよくわからないメーカーで3000円〜4000円くらいのワイヤレスイヤホンと比べてみましたが、これに関してはやはりLife P2のほうが音の解像度が高いという印象でした。
良かった点
必要最低限のスペックを兼ね備えている

長い連続再生時間や、対応コーデック、防水性能やUSB Type-Cの充電端子などこの価格帯で最低限欲しい機能が備わっているのはかなりコスパ的にも良い点だなと思いました。
これに関して欲しい機能や性能がそれぞれ違ってくると思うのですが私が思う最低限のスペックを兼ね備えているのはかなりコスパの高い製品だと言えると思います。
それに加え音質的に拘りたいという人にとってはaptXに対応しているという点もポイントが高いと思います。
残念ながらノイズキャンセリング機能や外音取り込み機能はついていませんがそれ以外の点ではかなり優秀なスペックなのではないかと思います。
物理ボタンなところ
これに関してはタッチセンサーのほうが良いという人もいると思いますが、物理ボタンにもやはりメリットはあると思います。
私が以前使っていたワイヤレスイヤホンがタッチセンサーだったのですが誤タッチがどうしても発生してしまうときがあったのでそれが物理ボタンになってなくなったのは細かい点ではありますが操作に関してストレスが減ったかなと思います。
残念な点
イヤホン側でできる操作が少ない
前述しましたがイヤホン側でできる操作が「一時停止/再生」「次の曲へ/前の曲へ」だけなのは個人的には残念ではあります。
以前使っていたワイヤレスイヤホンが音量調節や早送り、巻き戻しなども行うことができたのでそれらをいちいちスマホ側で操作しなければいけないのは地味に面倒ではあります。
充電ケースのバッテリー残量がわかりにくい

イヤホン側のバッテリーは電源が入る時に音声でバッテリー残量を教えてくれるのですが充電ケース側の電池残量はわかりにくいです。
残量が少なくなったら赤く点灯するのですが、その前の段階でどのくらいの残量なのかがわかりにくいのがちょっと不便ですね。
まとめ
Anker Soundcore Life P2を実際に数日間使用してみて以下のような人におすすめできるかなと思います。
・安価なワイヤレスイヤホンが欲しいがよくわからない中華メーカーは嫌だ
・優秀な防水性能など最低限のスペックは欲しい
・できれば物理ボタンのイヤホンが良い
・うどんタイプのイヤホンにも抵抗がない
Amazonなどでワイヤレスイヤホンを検索したら聞いたこともない中華メーカーのイヤホンが大量に出てくると思いますがそういったメーカーに多少なりとも抵抗がある人もいるとは思いますが、そういった人は一番最初に選ぶ完全ワイヤレスイヤホンとして、Anker製品は非常に優秀で安心・安全なのではないかと思います。
もちろんこの価格帯ですので音質に拘りたいという人は満足ができないかもしれませんが特別なこだわりがない人にとっては不満のないスペックにはなっていると思います。
気になったらぜひチェックしてみてください!
・充電ケース込で最大40時間の再生時間
・充電端子はUSB Type-C
・防水規格はIPX7とかなりの防水仕様
・5000円以下で購入できる完全ワイヤレスイヤホン
・高音質コーデックのaptXに対応
・片耳でも使用可能